更新日|2019年8月2日
外資コンサルの年収は? マッキンゼー、ボスコン 、ベイン…トップ外資コンサル年収の秘密

「いろんなところで名前を聞くけどマッキンゼーってどう凄いの?もしマッキンゼーのコンサルタントになったらいくらぐらい年収もらえるの?」
こういった疑問に答えていきたいと思います。
本記事で分かること
①マッキンゼーの年収
②なぜマッキンゼーの年収は高いのか
③マッキンゼーに入るには
記事の信頼性
記事を書いている私は、新卒から7年間外資系戦略コンサルティング会社に勤務しており、マッキンゼーにも複数の友人がいますので、自身の経験と友人からの情報を基にこの記事を書いています。
読者さんへの前置きメッセージ
この記事は「マッキンゼーって凄いの?そんな稼げるの?どうやったら入れるの?」という外資系コンサルを知らない初心者の方に向けて書いています。
この記事を読めば「マッキンゼーの年収もなんで彼らがそれだけお金もらえるのか説明してやるよ。」ってレベルになれると思います。
それでは、さっそく見ていきましょう。
①マッキンゼーの年収
マッキンゼーの年収はズバリこんな感じです。

まず700万円〜億円とアナリストとパートナーの間にかなりの開きがありますね。
一部上場企業だったとしても、たいていは500万円〜2000万円くらいの幅におさまりますが、マッキンゼーは違います。
早い人だと10年くらいでパートナーになってしまいますので、30代前半で5,000万円もの年収を稼いでしまいます、、、
②なぜマッキンゼーの年収は高いのか

なぜマッキンゼーのコンサルタントはこんなに高い給料をもらえるのでしょう?
理由は大きく二つあります。
スーパー少数精鋭
クライアント企業がすごいお金を払っている
スーパー少数精鋭
マッキンゼーなどの外資系コンサルティング会社の社員数は少なく、一社あたり100〜300人ほどです。
採用選考が非常に狭き門であり、新卒であれば東大生・京大生が100人受けて1人内定を貰えるレベルです。
自分が所属していたベイン・アンド・カンパニーも1000人以上が受験して、同期は10人前後でした。
これは採用を行う側になって知ったことですが、定員人数が少ないのではなく「合格基準を満たしている人が10人くらいしかいない」から驚きです。
また中途採用の場合はMBA(経営学修士)を取得している場合も多く、ハーバード出身者やスタンフォード出身者がゴロゴロいます。笑
このようにそもそも頭の良い人を更にふるいにかけて選ばれる精鋭集団であることが高い給料の理由の一つです。
クライアント企業がすごいお金を払っている
もう一つの理由はプロジェクト費用がとても高額だからです。
通常パートナー、マネージャー、コンサルタント2名、アナリスト2名でチームになります。このチーム1ヶ月の料金が数千万円〜1億円ほどかかります。
なぜこんなに高いのでしょうか。
ズバリ、
「その人たちにしか出来ないことをやっているから」
例えば「東芝がメディカル事業を売却する」や、「トヨタが工場の生産プロセスを見直す」といった、大企業の大きな決断に関わるプロジェクトを少ない人数でこなしてしまうからです。
世界中でプロジェクトをやっているので、海外の最新情報を基に精鋭の頭脳が考えて答えを出します。
プロジェクト費用の数倍の経済効果をもたらすことも多いので、クライアントも高額を支払います。実際私が経験したプロジェクトでも、コスト削減で億単位の改善効果が出たりしました。
③マッキンゼーに入るには?

マッキンゼーに入る道は新卒として入社するか、中途採用を受けるか、MBAを取得してMBA採用を受けるかの三パターンです。
参考までにマッキンゼーの採用ページを貼っておきます。
新卒、中途、MBA全てにおいてケース面接(フェルミ推定)という特殊な面接試験を複数回パスしなければいけません。これが大変難しいので、東大生が100人挑んでも1人しか受からないのです。
本筋から逸れますので詳しくは書きませんが、
「日本全国の自転車の数を計算してください」
「スタバ日本橋店の売上を1.5倍にするにはどうすれば良いですか?」
といった問題にその場で回答する必要があります。
ケース面接を含む外資コンサルの採用プロセスについては別の記事で詳しく解説したいと思います。
いかがだったでしょうか?マッキンゼーの年収となぜそんなに年収が高いのかについて解説しました。興味があれば、マッキンゼーの採用ページをご覧になることをオススメします。
人生は一度。マッキンゼーなどの外資コンサルへの転職にチャレンジするのも良いかもしれません。