更新日|2019年10月31日
コンサル→起業の落とし穴

今回は創業から1000人規模の事業まで育てられた @Tyler444さん にコンサルタントのキャリアについて語っていただきました。
「コンサルに就職して勉強して起業しよう」と思ってコンサルタントを目指している方も数多くいらっしゃるかと思います。
そこで、コンサル→起業という選択肢について迫っていきます。

今回は創業から1000人規模の事業まで育てられた
にコンサルタントのキャリアについて語っていただきました。
「コンサルに就職して勉強して起業しよう」と思ってコンサルタントを目指している方も数多くいらっしゃるかと思います。
そこで、コンサル→起業という選択肢について迫っていきます。
記事内容
①コンサルから起業のイメージ
②実際にはコンサルタントから起業する人は少ない
③コンサルタントから起業するためには何が必要か
①コンサルからの起業イメージ
コンサルタントからの起業といえば

アプリ開発など様々な事業を手がけるディー・エヌ・エーの南場智子氏(マッキンゼー 出身)

医療従事者を対象とした医療ポータルサイトを運営するエムスリーの谷村格氏(マッキンゼー出身)

印刷業界での有望ベンチャー企業ラクスルの松本恭攝氏(A.T.カーニー)
などが挙げられます。
Forbesに取り上げられるなど、華やかな成功者としてのイメージが強く、こうした成功例からコンサルから起業するキャリアパスを考えている人も多いと思います。
②実際にコンサルタントから起業する人は少ない
実感ベースだと10%くらいの人しか起業しない印象があります。
それは大きく分けて2つの病が原因かと考えられます。
Aセカンドキャリア病
Bセールス活動苦手病
Aセカンドキャリア病
一つ目はコンサル特有の
「転職優位性」
です。
コンサルティングファームの年収は他業種と比べて非常に高い水準にあり、さらに数年後転職をすれば給与アップが可能です。
それゆえ元々は起業し自己実現を成し遂げたいと志していた人でも高い報酬を目の前にするとその志は頓挫し未来に先送りする傾向が見られます。
一旦、起業を先送りにした結果として転職先での日々の業務に忙殺され、また生活環境の変化(結婚)なども相まって、起業というリスクテイクがなかなか取りにくい状況に陥ります。
Bセールス活動苦手病
マネタイズ計画を棚上げにしたままで、いつの間にか壮大な企画書を仕上げることが目的化してしまい、具体的行動に踏み出せない状態になります。
その際、マネタイズ計画から目を背けサービス内容などの再検討を長期間してしまい起業のタイミングを逃します。
これはコンサルタントの中には、セールスを苦手とする人が比較的多いことも一因に挙げられると思います。
③実際にコンサルタントから起業するには何が必要か
コンサルから起業する際に抱える2つの病である、「セカンドキャリア病」と「セールス活動苦手病」を克服する方法を伝授したいと思います。
その方法は二つあります。
1.起業という選択肢の必要性の再確認
起業ありきで考えがちなコンサルタントが多いですが、
起業など不要である!!!!
と一度深く考えてみることをお勧めします。
例えば、コンサルタントであれば、人並み以上の年収で人並み以上の生活水準を維持できると考えたときに起業しなくても十二分な幸せを得ることはできると思います。
それらを差し引いても起業をしたいと考えるのであれば、セカンドキャリアを企業でなく
「起業」
にするために
「今この瞬間」
デットラインを設けることをお勧めします。
セールス経験者をメンバーに迎える。
元来、コンサルタント志望者の中にはテレアポなど泥臭い営業活動を苦手、または拒絶する人は多いと思います。
本来起業するのであればサービス企画とマネタイズは最重要課題であるためそれらを自分で率先してやる必要性があります。
しかしながらどうしても泥臭いことが苦手な場合は、大学時代の同級生、知人など営業分野で活躍している人を仲間に迎え入れることをお勧めします。
まとめ
起業するしないに関わらず、明確な期日設定(デッドライン)をすることで時間を有効に使うことができると思います。
コンサルタントという職業のメリットはキャリアの選択肢の幅が広いことですが、デメリットは選択肢の幅が広く、決断が遅れ時間を無駄にする可能性があるということです。
いかがでしたでしょうか?
コンサルタントから起業を志す方の参考になれば幸いです。私自身もいざ起業しよう!とは思ったもののわからないことの連続でかなりの苦労をしました、、、、
今後の皆さんのキャリア形成に役立ってもらえれば幸いです。