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更新日|2019年8月2日

【コンサルの哲学】大切なことはすべてベインが教えてくれた。

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この記事は「ベイン・アンド・カンパニーの哲学」について語っていきたいと思います。

読者の皆様へのメッセージ

ベイン・アンド・カンパニーはマッキンゼーやBCGと比較してとても情報が少ないです。これは日本支社の人数が世界に比べて少ないのもありますが、それよりも創業者ビル・ベインの「コンサルタントは黒子であれ。」という思想によるところが大きいと思います。

そんな謎に包まれた少数精鋭のコンサルティング会社ではありますが、私自身はベインに所属する中で、いくつもの大切な哲学を学ぶことができました。
それらの哲学はベインを卒業し、新しいチャレンジをする中でもとても生かされています。

今回は私がベインで学んだ考え方の中でも特に好きなものについて、ご紹介したいと思います。

今回紹介するベインで学んだ三つの哲学

①True North(真北)

②Let your supervisor shine, let your members shine(あなたの上司を輝かせ、あなたの部下を輝かせなさい。)

③Bainee never let another bainee fail(ベイニーは他のベイニーを決して見捨てない)

一つづつ順に見ていきましょう。

①True North(真北)

皆さんは「真北」という言葉をご存知でしょうか。

方位磁針が指す北は「磁極」と呼ばれ、その場の磁場や近くの金属の影響を受けて角度が変わってしまうことがあります。

一方「真北」はどの場所に立っても何にも影響されない地理上の真の北を意味します。

これをベインでは「何にも影響されない正しさ」という概念で使います。

コンサルティングや事業を検討する時には、多くの利害が関係します。
部署の思惑や顧客からの要望、株主や従業員の気持ちなど。

これらを意識しすぎるあまり、時には出すべき答えが歪められてしまう、見えなくなってしまうときがあります。

その時にベインではよく「でも、True Northで考えたらどうなの?」という議論をします。一旦周りの状況は全部忘れ「この会社が中長期的に繁栄していくために最も正しいことはなんなのか?」に立ち戻るためです。

ベイン卒業後ベンチャーや独立を行なった今でも、この考え方は自分を助けてくれています。色々なしがらみに縛られてしまった時に「本当に正しいことはなんなのか?」を常に考えるきっかけと勇気を与えてくれます。

②Let your supervisor shine, let your members shine(あなたの上司を輝かせ、あなたの部下を輝かせなさい。)

これも本当に素晴らしい言葉です。

外資と聞くと競争が激しく、アピール上手な人間が勝ち残っていくように思う方もいるかもしれません。

もしそのことだけに注力してしまうと、時には上司や部下を押しのけ、踏みつけることも気にしない人間になってしまいます。

この言葉が教えてくれるのは、それとは真逆の概念です。
上司を輝かせるため、部下を輝かせるために何ができるか?上司をサポートするために、自分の仕事が終わってもさらにプラスして何かできないか?部下が良い仕事をしてくれた時にはどうやってそれをみんなに見てもらえるか?
こういったことを常に考えるようになります。

不思議なことは、このような思考をすることで自分自身の仕事の仕方も効率的・効果的になっていき、自然と自分の評価も上がっていくことです。

単なる道徳ではなく、実はチームがハイパフォーマンスを出すための合理的な哲学なのだと気づかされます。

③Bainee never let another bainee fail(ベイニーは他のベイニーを決して見捨てない)

これもとても意外な言葉ではないでしょうか?

外資コンサルといえば、Up or Out(昇格か離職か)が代名詞な職業です。確かに現実問題として、仕事のパフォーマンスが低い状態が続けば転職を考えなければいけない厳しい世界でもあります。

でもそんな苦しい状況のとき、周りはどうするべきでしょうか?

ベインではこの言葉の通り、他のメンバーが苦しい状況であることを聞いたら、どうやって救ってあげれるかを考えます。全く関係のないマネージャーがキャリアチャットに誘ってくれたり、チームの相性を考えてチーム変えを行ってくれたり、特別なトレーニングを実施したり。あらゆる手で困っている人のパフォーマンスを上げようとします。

背景にあるのは、すべてのbainee(ベインの社員)がこの哲学を認識し、実践しようと心掛けているからです。
また、そうすることが自分が困ったときのセイフティーネットになることも知っているからなのです。

評価や求める水準は高く厳しく、背中を押してくれる追い風も強く暖かい。そんな職場でした。

いかがでしたでしょうか。

皆さんが持つ「外資コンサル」のイメージとは少し違っていたのではないでしょうか。

コンサルティング会社は高い成果を求める企業であるとともに、非常に魅力的な哲学を持つ企業でもあると思います。

ご自身が興味のある企業の哲学についても、調べてみると面白いかもしれません。

以上です!


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